目次
Linuxのインストールと仮想マシン・コンテナの利用(主題1.01)
【ssh】Linuxのインストール、起動、接続、切断と停止
ssh
コマンド | 説明 |
---|---|
systemctl start sshd | sshdサービスを起動 |
ssh-keygen [-t 鍵の種類] | SSHのユーザ認証に使用する公開鍵と秘密鍵のペアを作成 ※-tオプションを省略した場合はRSAの鍵ペアが作成 |
ssh [オプション] [SSH接続ユーザ名@]SSHサーバアドレス | クライアントからサーバに接続 -lオプション:あらかじめログインユーザー名を指定する ※例:ssh user1@server |
exitまたはlogoutまたはCtrl+Dキー | SSHサーバからログアウト |
【docker】【virsh】仮想マシン・コンテナの概念と利用
docker コマンド オプション
コマンド | 説明 |
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docker run | コンテナを作成・起動 -i, –interactive(キーボードなどからの標準入力を受け付ける) -t, –tty(疑似端末を割り当てる) -it(起動したコンテナにログイン) |
docker start | 既存のコンテナを起動 |
docker stop | コンテナを停止 |
docker kill | コンテナを強制停止 |
docker ps | コンテナを一覧表示 |
docker rm | コンテナを削除 |
docker attach | コンテナの標準入出力に接続 |
docker exec | 起動中のコンテナでコマンドを実行 |
docker pull | Docker Hubからイメージをダウンロード |
docker push | Docker Hubにアップロード |
docker images | イメージを一覧表示 |
virsh サブコマンド
サブコマンド | 説明 |
---|---|
create | XML形式のファイルから仮想マシンを作成し、新規の仮想マシンを起動 |
console | 仮想マシンのコンソールに接続 |
start | 仮想マシンを起動 |
shutdown | 仮想マシンを正常に終了 |
destroy | 仮想マシンを強制終了 |
reboot | 仮想マシンを再起動 |
suspend | 仮想マシンを一時停止 |
resume | 仮想マシンを再開 |
list | 仮想マシンの一覧を表示(デフォルト:稼働中のみ) –all:すべての仮想マシンを表示 |
dumpxml | 仮想マシン |
【systemd】【SysVinit】【systemctl】【shutdown】ブートプロセスとsystemd
systemd
プロセス名 | 機能 |
---|---|
systemd | systemdの本体となるプロセスで、initの代わりに常駐 |
systemd-journald | sysテmdが制御する、各サービスが出力するログを扱う |
systemd-logind | システムへのログイン、起動停止、電源ボタン操作 |
systemd-udevd | 従来のudevdに代わり、デバイスの動的変更、検出を行う |
Unit拡張子
拡張子 | 機能 |
---|---|
device | 各種デバイスを管理するUnit |
mount | ファイルシステムのマウントを管理するUnit |
service | サービスを制御するUnit |
swap | スワップ領域を管理するUnit |
target | 複数のサービスを一つのグループにするためのUnit |
SysVinitのランレベルとsystemdのターゲット
ランレベル | ターゲット |
---|---|
0 | poweroff.target |
1 | rescue.target |
2,3,4 | multi-user.target |
5 | graphical.target |
6 | reboot.target |
systemctl サブコマンド [ Unit名 ]
サブコマンド | 用途 |
---|---|
disable | サービスの自動起動を無効にする |
enable | サービスの自動起動を有効にする |
get-default | 次回起動時のターゲットを表示する |
halt | システムを停止しhalt状態にする |
is-active | サービスが稼働しているかを表示する |
isolate | 他のUnitを停止して対象のUnitを起動する |
list-unit-files | 全てのUnit定義ファイルを一覧表示する |
reboot | システムを再起動する |
reload | サービスの設定ファイルを再読み込みする |
restart | サービスを再起動する |
set-default | 次回起動時のターゲットを設定する |
start | サービスを起動する |
status | サービスの状態を表示する |
stop | サービスを停止する |
poweroff | システムを停止し電源を切断する |
shutdown [オプション] 時間 [メッセージ]
オプション | 説明 |
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-h | システム停止(デフォルト) |
-r | システム再起動 |
-k | シャットダウンは行わず、ログイン中の全ユーザーにメッセージを送る |
-c | 実行中のシャットダウンをキャンセル |
【ps】【kill】【fg】【pgrep】プロセスの生成、監視、終了
ps [オプション]
オプション | 説明 |
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a | 他のユーザのプロセスも表示 (xオプションとの併用ですべてのプロセスを表示) |
f | プロセスの親子関係をツリー上で表示 |
u | プロセスの実行ユーザー名も表示 |
x | 制御端末のないデーモン等のプロセスも表示 |
-e | すべてのプロセスを表示 |
-f | 完全なフォーマットでプロセスを表示 |
-p | p PID | 指定したPID(プロセスID)のプロセス情報を表示 |
-l | l | 親プロセスのPID(PPID)や実行優先度を決定するnice値(NI)なども合わせて表示 |
kill, killall, pkill
kill [-シグナル名または-シグナル番号] プロセスID
または
kill -s [シグナル名またはシグナル番号] プロセスID
killall [-シグナル名または-シグナル番号] プロセス名(コマンド名)
または
killall -s [シグナル名またはシグナル番号] プロセス名(コマンド名)
pkill [-シグナル名または-シグナル番号] プロセス名(コマンド名)
または
pkill –signal [-シグナル名または-シグナル番号] プロセス名(コマンド名)
シグナル名 | シグナル番号 | 動作 |
---|---|---|
HUP(SIGHUP) | 1 | ハングアップ (端末の切断による終了) |
INT(SIGINT) | 2 | 割り込みによる終了 (Ctrl+Cキー押下と同様) |
KILL(SIGKILL) | 9 | クリーンアップせずに終了 (強制終了) |
TERM(SIGTERM) | 15 | クリーンアップして終了 (デフォルト) |
CONT(SIGCONT) | 18(環境依存) | 一時停止のプロセスを再開 |
STOP(SIGSTOP) | 19(環境依存) | 一時停止 |
TSTP(SIGTSTP) | 20(環境依存) | 端末から入力された一時停止 (Ctrl+Zキー押下と同様) |
fg [ジョブ番号]
fg [ジョブ番号]
bg [ジョブ番号]
pgrep [オプション] [パターン]
オプション | 説明 |
---|---|
-d 区切り文字 | プロセスの区切り文字を指定する |
-f | パターンのマッチ対象をコマンドライン全体にする |
-G グループID | 指定したグループのリストのどれかであるプロセスを表示する |
-l | プロセス名をプロセスIDとともに表示する |
-n | マッチしたプロセスから最新のものを表示する |
-o | マッチしたプロセスから最古のものを表示する |
-P プロセスID | 指定したプロセスIDリストのどれかが親プロセスの場合に表示する |
-s セッションID | 指定したセッションIDリストのどれかであるプロセスを表示する |
-U ユーザーID | 指定したユーザーIDリストのどれかであるプロセスを表示する |
-v | マッチの否定を表示する |
【xorg.conf】【xhost】デスクトップ環境の利用
xorg.confは主に以下のセクションで構成されている
X.Orgの設定ファイル /etc/X11/xorg.conf
セクション名 | 説明 |
---|---|
ServerLayout | 入出力デバイスに関する設定 |
Files | RGBカラーデータフォントの場所やフォントの格納場所に関する設定 |
Module | 組み込むモジュールの指定 |
InputDevice | キーボードやマウスなどの入力デバイスの設定 |
Moniter | モニタータイプの指定 |
Device | ビデオカードの設定 |
Screen | ディスプレイの表示色数や画面サイズなどの設定 |
xhost [[+-]ホスト名 …]
オプション | 説明 |
---|---|
+ ホスト名 | 指定したホストを許可リストに追加(+は省略可) |
– ホスト名 | 指定したホストを許可リストから削除 |
+ | 許可リストに関係なくすべてのアクセスを許可 (アクセス制限を無効にする) |
– | 許可リストにあるホストのみ接続を許可 (アクセス制御を有効にする) |
ファイル・ディレクトリの操作と管理(主題1.02)
【chmod】ファイルの所有者とパーミッション
パーミッション
権限 | 表現 | ファイルに適用 | ディレクトリに適用 |
---|---|---|---|
読み | r、4 | 内容を参照(cat.more等) | 内容を参照(ls.find) |
書き | w、2 | 書き込み(vi等) | 新規ファイルの作成、既存ファイルの名前変更や削除(touch.mv.rm等) |
実行 | x、1 | 実行 | ファイルへのアクセス、ディレクトリへの移動(cd) |
chmod [-R] パーミッション ファイルまたはディレクトリ
「-R」オプションを使用すると、指定したディレクトリおよびその配下にあるファイルの所有ユーザやグループを再帰的に変更することが出来る。
対象 | 説明 |
---|---|
u | 所有者 |
g | 所有グループ |
o | その他のユーザ |
a | 全てのユーザ |
操作 | 説明 |
---|---|
+ | 権限を追加 |
– | 権限を削除 |
= | 権限を指定 |
記号 | 説明 |
---|---|
r | 読み取り兼 |
w | 書き込み権 |
x | 実行剣 |
s | SUIDまたはSGID |
t | スティッキービット |
【cp】【touch】【rm】【dd】【gzip】【bzip2】【xz】【mkdir】【tar】【ls】【mv】基本的なファイル管理の実行
cp [オプション] コピー元のファイル(ディレクトリ) コピー先ファイル(ディレクトリ)
オプション | 説明 |
---|---|
-f | コピー先の既存のファイルやディレクトリが上書きできない場合、削除してからコピーする |
-i | 同名のファイルやディレクトリがある場合、上書きするかどうか問い合わせる |
-p | ファイルの属性を保持したままコピー ※所有者情報を保持できるのはrootユーザのみ |
-r | -R | ディレクトリを再帰的にコピー (指定したディレクトリは以下を全てコピー) |
touch [オプション] ファイル名 [ファイル名・・・]
オプション | 説明 |
---|---|
-t 時刻 | アクセス時刻と修正時刻を指定した時刻に変更 |
-a | アクセス時刻を変更 |
-m | 修正時刻を変更 |
rm [オプション] ファイルまたはディレクトリ名
オプション | 説明 |
---|---|
-f | 削除してよいかどうか問い合わせない |
-i | 削除してよいかどうか問い合わせる |
-r | -R | ディレクトリ全体を再帰的に削除 |
dd [オプション]
オプション | 説明 |
---|---|
if=入力ファイル | 入力側ファイル(デバイス)を指定 |
of=出力ファイル | 出力側ファイル(デバイス)を指定 |
bs=バイト数 | 入出力のブロックサイズ(一度に読み書きするバイト数)を指定 デフォルトは512バイト |
count=回数 | 入力ファイルから出力ファイルへブロックをコピーする回数を指定 |
gzip [オプション] [ファイル名]
オプション | 説明 |
---|---|
-d | 圧縮ファイルを展開 |
-c | 元ファイルを残して標準出力に出力 |
-r | ディレクトリ内のすべてのファイルを再帰的にそれぞれ圧縮 |
bzip2 [オプション] [ファイル名]
オプション | 説明 |
---|---|
-d | 圧縮ファイルを展開 |
-c | 元ファイルを残して標準出力に出力 |
xz [ オプション ] 処理対象ファイル名
オプション | 説明 |
---|---|
-d, –decompress | 圧縮ファイルの展開 |
-k, –keep | 圧縮、展開処理後に元のファイルを削除しない |
-l, –list | 圧縮ファイルの情報を表示する |
mkdir [オプション] ディレクトリ名
オプション | 説明 |
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-m アクセス権 | 因数に階指定したアクセス権でディレクトリを作成 |
-p | 層のあるディレクトリを指定した場合、存在しない中間ディレクトリも同時に作成 |
tar [オプション] [ファイルまたはディレクトリ名]
オプション | 説明 |
---|---|
-c | 新しいアーカイブを作成 |
-x | アーカイブからファイルを展開 |
-t | アーカイブの内容を一覧表示 |
-f | アーカイブファイル名を指定 |
-v | 処理の詳細情報の表示 |
-z | gzipを通して圧縮/展開 |
-j | bzip2を通して圧縮/展開 |
-J | xzを通して圧縮/展開 |
ls [オプション] [ディレクトリ名またはファイル名]
-a | 隠しファイルを封k無すべてのファイルとディレク檻を表示 |
-A | 「-a」と同じ。ただし、カレントディレクトリと親ディレクトリは表示しない |
-d | 指定したディレクトリの情報を表示 |
-F | 名前の後ろにファイルタイプを表示 ・通常のファイル :なし ・実行可能ファイル :* ・ディレクトリ :/ ・シンボリックリンク :@ |
-i | inode番号をつけて表示 |
-l | 詳細情報の表示 |
-R | サブディレクトリの内容も再帰的に表示 |
mv [オプション] 移動元(変更前)ファイル名またはディレクトリ名 移動先(変更後)ファイル名またはディレクトリ名
オプション | 説明 |
---|---|
-f | 移動先に同名のファイルやディレクトリがある場合、強制的に上書きする |
-i | 移動先に同名のファイルやディレクトリがある場合、上書きしてよいかどうか問い合わせる |